11/09/2014

Going Suring by Train***

 11月最初の金曜日。閉店後急いで食事を済ませ、東京駅からその日最後の特急に飛び乗った。満席に近い状態の中、到着までの時間は宮本輝の「草原の椅子(下巻)」のストーリーの中へ。11月に入り読み終えたばかりの大好きな作家の一人、新田次郎の「珊瑚」ほど強烈なストーリーではないが、人間の内面をじっくりと考える事の出来る深みのある物語にストーク。駅からは暗闇の中を20分強の徒歩で海の家へ。
 
 6日土曜日。外が明るくなると最寄りの海へ。









 この日のクイーバーはMcCallum 6'9" L*7 と Agave Mitsven 5'11" San Diego Fish。どちらも素晴らしいボードだが、この日はマッカラム、ミツベン、そしてマッカラムとボードを取り替えて乗った為、その乗り味と乗り方の違いを実感出来面白かった。ワイルドなチャイムデッキで6’9”とボリュームのあるL*7、そしてシェイプの滑らかで美しいレールを持つフィッシュ。アクセルをオン&オフするリズムをシェイプに合わせるのが、それぞれのボードの魅力を引き出すキー。今回はL*7からフィッシュへの切り替え時に、波にもパワーがないためかアジャストするのにしばらく時間が必要だった。そして長さがあってもクワッドで動きやすいボードから、ベース幅をしっかり取ったキールフィンに替えた為、当初トップでのボードの返しでミスを連発してしまった。ただし結構な本数をメイク出来たため、後半はかなりリズムがあって気持ち良く長いライディングも繰り返す事ができ満足度はなかなかのものだった。
 偶然ご一緒出来たSTさん、ありがとうございました。そして入れ替わりとなってしまったOGさん、次回は是非。


 冷えきった身体を熱いシャワーと熱いほうとうで暖めると、4時間弱の睡眠しか取っていなかった身体はいつの間にか夢の中へ。たっぷり過ぎる昼寝をした後、夕方には東京へ戻る事の出来る特急を待ちながら、再びストーリーの中へ入り込みはじめた。