Todd Pinder News***

　昨年末から弊店での取り扱いが決まったトッド・ピンダー。ハワイ、オアフ島でクラッシックなロングボードやオルタナティブボードを作り出すピンダー・サーフボーズ。またトッドはハワイで全ての工程を自ら行う希少なクラフトマンとして、近年ローカルからも高い支持を得ている存在である。インターアイランドほか長い間付き合いのあるブランドのラミネートを昨年いっぱいで全てストップし、自身のブランドに専念するようになりながらも、ローカルからのカスタムオーダーをストップしなければならない現状が全て物語っていますね。日本向けのボードの仕上がりも大幅に遅れていたものの、ついに最初の３本は完成したようです。続けて２番目のバッチもラミネートに入ってくれるようなので、うまくすれば５月末までに入荷できるはず。

日本向けのラウンドピンテール・ノーズライダーを持つトッド

その上にヴィーボトム

さらにはシングルフィンが日本に来ます。

早くボードをチェックしたいですね！

デッキのセンター付近にバンドを入れる下準備を進めるトッド

ヴィーボトムにグロスを上塗り中

バンドを入れたラウンドピンをサンディング

そしてグロス

ポリッシュ具合をチェック

ラウンドピンにコンパウンドを塗り込みポリッシュ中

ビンテージのマッコイをイメージしたアウトラインのラウンドピン

　自分の取り扱いをするシェイパーはメインとなるサンディエゴのジェフ・マッカラムを始め、ボブ・ミツベン、ジョシュ・オルデンバーグの全員がボード作りの全ての工程を自らこなしてきた経歴があります。ハワイのトッドの面白いのはパフォーマス系ショートボードからシェイプ歴が始まり、ハワイではシャーパー兄弟の元でショートとともにパフォーマンス・ロングボードも長く作ってきた中、クラッシックやオルタナティブをメインにしていることでしょう（もちろん要望に合わせてパフォーマウス系からノースのポイントに合わせたガンもシェイプしますが）

　そう、弊店がディストリビューターを務める全てのシェイパーは、本物のクラフトマンであり、そんな中で自らのスタイルを大切にそれぞれのブランドの道を切り開いております。独自の路線を切り開きシェイプからカラーリングまで常に先を見たデザインをするアーティスト、「奇才」ジェフ・マッカラム。長きに渡りショートボードからビッグウェイブ・ガン、またウッドボードまでを完璧とも言えるシェイプで削り出し、誰からもそのシェイプを認められたマスター・シェイパー。ジミー・ハインズなど多くのシェイパーに目標として憧れられるからこそ呼ぶことが許される匠の中の匠、「名匠」ことボブ・ミツベン。美しいフイールド・デザインでボブ同様にあらゆるサーフボードをつくりだし、アロハビーチクラブのカハナ・カラマなどにサンディエゴはもちろん、メキシコやハワイのパワフルな波でその性能を実証されているサンディエゴの実力派「稜線美のテクニシャン」ジョシュ・オルデンバーグ。そして新たにハワイからご紹介することができるようになったのが、今日ご紹介しておりますオアフ、ホノルルの小さな工房で丁寧なラインを刻み出すプレーナー使いと、極め細かなグラスワークで一本一本を大切に作り上げる「孤高のクラフトマン」トッド・ピンダー。ハルのオリジナルをつい最近までシェイプしていたグレッグ・リドルやフィッシュを作り出したスティーブ・リズがたどり着いた地、「ハワイ」で、まるで彼らのデザインを継承するかのように独自のアレンジでフィッシュやハルを作り出すトッド。サーフィン発祥の地「ハワイ」でハンドクラフトで作り出されるサーフボードの魅力を是非味わってみてください。
弊店では常に新しいシェイパーを探し闇雲に扱いブランドを増やしたり、また入れ替えたりするのではなく、一度扱い始めかからには長きにわたり大切に最新の情報を伝え続けていける、またそうしたいと思えるブランドを厳選しております。またセレクションとして扱うアンドレイニ、クラウス・ジョーンズ、トラビス・レイノルズ、ファインライン、APE、ドナルド・ブリンク、そしてクリステンソンも輸入元の知人やシェイパー本人などから深い情報を常に貰いながらボードを取り扱っております。

Super Vee -Hawaii-

　ブルー誌ではすでに取り上げていただいておりますが、６月２日金曜日、フィッシュフライの前夜祭が行われるTサイトでは、トッド・ピンダーがメインゲストとしてシェイパーの座談会に参加させていただきます。また、湘南辻堂で行われるようになりはじめて自分もトッド＆マリさんとフィッシュフライに参加いたします。６月２日金曜の夜、また３日のフィッシュフライでみなさまにお会いできるのを楽しみにしております。またトッドの来日に合わせて、ショップまたは最寄りの飲食店にて交流会を開催予定。日程が決定次第発表させていただきますので、みなさまのご参加楽しみにお待ちしております。もちろんオーダーも可能ですのでよろしくご検討お願いいたします。