エベレスト挑戦中にお亡くなりになったそうです。。。
2017/02/23 赤岳鉱泉にて
夕食後は飾らず昔からの知り合いのように接してくださり、栗城さん自ら過去のエベレストで失った指を臆する事なく笑顔でピースマークをしての記念写真です。当日小屋に日本人がわずかだったこと(台湾からのアイスクライマー多数)もあり、その時のトレーニングパートナーで国際ガイドの江本悠滋さんと翌朝は食事の席もご一緒させていただきました。ポットのお湯を急須に入れようと手を回した際は指先がないため、「アッ届かないや」なんて、きっとわざと茶目っ気を出してくださったのだと思います。ネパールやエベレストのことなども教えてくださりとても有意義な赤岳鉱泉(山小屋)でした。
当日の赤岳は雪が多く、地蔵尾根が新雪で埋まりトレースのないことなどから、途中まで登りながら一旦戻り、今度は文三郎尾根から登っている際は主稜のバリエーションルートで黙々とトレーニングする姿を目にしました。山頂直下の岩場で疲れて休んでいると、山頂から下山し始めた栗城さんと江本さんから「あと少しだから頑張れ」と声をかけていただき、そのおかげもあって凍てつく山頂にたどり着いた覚えがあります。
栗城史多さんのご冥福をお祈りいたします。