5/15/2019

Surfboards by Larry Crow***

 サーフボーズ・バイ・ラリー・クロー。ビスラからリリースされたマッカラムのスタート・トゥー・フィニッシュのショートビデオでも取り上げられていたレジェンダリー・ピンライン・アーティスト、ラリー・クロー。
 60年代ショートボード革命を迎える前からG&Sで働いており、マイクヒンソンらと共に時代の変化を実際に体験してきたサーファーであり、変化を実際に体験しながら、その時代時代のサーフボードをクラフトしてきた貴重な人物の一人。今ではレジンワークの腕利き職人としてサーフ・インダストリーのメッカサンディエゴで有名だが、実は彼はすでに40年近くサーフボードをクラフトし続けているアンダーグラウンド・シェイパーでもある。彼には、自分の好みのデザインのボードを自ら作り上げ、テストを繰り返す事で定番となったモデルが何種類かある。彼は自分用や友人用などごく少ない本数ながらもそれらを継続して作り乗り続けている。
 ラリーは縦に激しく動き回るアグレッシブなサーフィンを好まず、クローズスタンスでリラックスして立ち、波のフェイスを優雅にアップアンドダウンして駆け抜けるための自分のスタイルにあったボードをデザインした。結果ノーズからエッジを持ち、そしてシングルコンケーブが入る。エッジはテールまで、シングルコンケーブはフィンの手前まで続き、そこからダブルバレル・ヴィーへと変化している。こうすることでボードのどこにいても意のままにレール・コントロールができ、波のフェイスに思うようにラインを描けるというコンセプトなのである。こういったスタイルを好むサーファーの方は以外に多いはずなので、きっと今までとまた違った乗り味のボードになるのではないだろうか。

 2年ほど前、ジェフやアレックスがテストライドしていたラリーのパーソナルボードを借りて乗った事があるが、その際は波が特別良くなかったこともありその魅力を100%理解することはできなかった。
 先日GWについに以下の2本のボードを良い波で初ライドするチャンスに恵まれた。いずれのボードもサプライズ。すごい手応えであった。ホローなサイズのある波で、ドロップ気味にテイクオフしてちょっとバレルとか、ボトムターンからトップ&ボトムを繰り返したり、カットバックもキレがとても良かった。まあ自分程度の技量でこう話しても説得力がないかもしれないが、とにかく何本も良い思いをさせていただく事ができた素晴らしいボードだと思う。


Larry Crow
My Round Nose
7'3" * 20" * 3&1/16"

















Larry Crow
Point Nose
6'10" * 19&5/8" * 2&3/4"












現在ストックは6’0”〜7’3”まで8本
(6’10”は一本既に本日SOLDです)
7本のストックをお休み明けにアップしていきたいと思いますので、
チェックよろしくおい願いいたします。