6/03/2020

Pinder's News Letter from Honolulu Hawaii***

Aloha! 最近作ったボードの紹介を紹介します。

まずはパーソナルボードから。トッドはカスタムオーダーに追われていてパーソナルボードが少ないことをいつも嘆いていましたが、やっと2本増えました。

まずは5’3 Edge boardから。
ジョージ・グリーノーが発明し、エリス・エリクソンとアンドリュー・キッドマンが次のレベルへデザインを昇華したエッジボード。波のちょっと上を滑る感覚や、抵抗が少ないのでよりスピードが出る乗り心地であると聞いたトッドは、ずっと作りたいと思っていました。しかしいつものことながら、流行っているからと言って、SNSを参考に作るなんていうのはもってのほかというマインドの持ち主。ちゃんと知識を深め、自分の中に落とし込んでから制作に取りかかると決めていました。そして昨年日本へ行った際に”On the Edge of a Dream”を鑑賞。エリスとアンドリューと話し、実際にエッジボードに触れることができました。ようやく自分自身にゴーサインを出し、出来上がったのがこちらです。


結論から言うと、短すぎ、エッジが効きすぎで改良の余地あり。でも新たなチャレンジを見つけたトッドはとても楽しそうです。

2本目はこちら、ロング多めのパーソナルに加わった念願のミッドレングスです。
7’4 Machine




その名の通り、ジョエルのマインドマシーンにインスパイアされたもの。オリジナルは1970年代にG&Sで作られたモダンマシーンで、現在はステュー・ケンソンによって作られています。トッドのミッドレングスモデルにはMid-Pin, Fryed Egg, Super Veeなどがありますが、ジョエルがマインドマシーンに乗る様子を見て、トッドが自分バージョンの1本を作りたくなったとか。昨年G&Sでシェイプする機会があったこと、ステューと初めて会ったことも影響したようです。Mid-Pinを凌ぐオールラウンドなミッドレングスで、どんな波でも楽しめるので、もしミッドレングスを1本だけ持つとしたらこれですね。

ここからはカスタムで作ったボードになります。
8’4 Fish Simmons

キールフィンもトッドのハンドメイドです。

9’4 Nuuhiwa



そしてこちらがハンドメイドのフィン。

ジョニー・ライスがデザインしたグリーノーのパワーブレードフィンに似たフィンを探していたお客さまからのオーダーでした。サンタクルーズとハワイの半々で生活しているこの方曰く、サンタクルーズでは見つけられないとのことでした。ちょうどエッジボードを作っている時にオーダーを受け、グリーノーつながりでご縁を感じました。


Surfboards by Todd Pinder instagram