2/16/2021

McCallum Surfboards *Info & Kind of Old Shaping Shots, 2016***

 今までほぼ毎月定期的に入荷していたサンディエゴからのサーフボードですが、アメリカのサーフボードインダストリーの創業以来の忙しさ、そして現況から起こっている材料不足とそこからはじまった高騰などにより、昨年末頃から入荷のペースが延びに延び、納期が6ヶ月を超えるボードも多くなってしまっております。カスタムオーダー分はもちろんですが、ストックも減る一方となってしまっております。催促してクオリティーを落としたくはないので、シェイパーや工場からの連絡を待って耐え忍んでおります。皆様方に置かれましても、何卒ご理解の程よろしくお願いいたします。
 マッカラムでは、今月末頃に最新のバッチが届く予定でラミネート工場からの連絡が入っております。パンク寸前の忙しさの中、順番がかなり入れ替わって混乱が生じていると思われますので、よろしくお願いいたします。


 昨年2020年は、マッカラムと組んで以来初の渡米なしの一年でした。基本、年2回ペースで訪れていたサンディエゴが、恋しくて仕方ありません。サンディエゴに行けず、ジェフはもちろん、ボブ&リックやジョシュに会えないもどかしさはと悔しさが早く解消できるように、願っております。(もちろん、ハワイのトッド・ピンダーも同様の気持ちです) 現地からの情報やシェイパー達とリレーションシップがあるからこそ発信できる小規模代理店としての弊店の個性。現地に行けない今、結果として今まで撮り貯めたたくさんの写真やビデオを生かすチャンスではないかと思い、少しずつご紹介していこうかと思います。

 ランダムに画像を見ていてふと目に止まったのが今日ご紹介する画像です。


シリアルナンバーとボードの情報を明記するジェフ
綺麗に整髪した髪型と相待って凛々しい表情が伺えますね

プレーナーで表面を綺麗に整えたブランクにテンプレートを引くジェフ・マッカラム

ノーズ付近のアウトライン

スキルのプレーナーで削って行きます
バキューム・ダクト付きなので、ダストは最小限

レールをシェイプするためのラインが描かれます


スキル再登場



後半はファームなどで手作りした芯材にペーパーを当て整えて行きます


コンベックスとコンケーブの組み合わせがはっきりわかるボトム

ショートジプシーがおおよそ仕上がりました
翌日フレッシュアイで最終修正をして完成

 大胆なデザインと大胆なシェイプがマッカラムスタイル。繊細という言葉よりワイルドと表現した方が似合うマッカラム。ただし、絶妙なセンスから大胆なデザインながらも細部は綺麗に仕上げられています。そしてその乗り味はマッカラムらしいドライブ&フローが味わえる唯一無二のサーフボードなんです。同じモデル名でも毎回どこかをアジャストしてオンリーワンに仕上げるマッカラム。ご興味のある方は是非乗ってみてください。