4/05/2024

McCallum *Original Kimbo Egg***


 昨年末のサンディエゴトリップ。久しぶりのトリップだったので、収穫も沢山。このエッグについて、ジェフから話を聞いていなかったので、改めてボードをじっくりと見ながらストーリーを聴くことができました。


 夏のビーチブレイクで短いツインフィネっぐに乗り込んでいたジェフが、冬のポイントブレイクの大波用に作った8’0”のエッグ。そしてオリジナルにつけたフィンはツインフィン。

 話は変わり、ジェフが不在の際に亡くなってしまった愛犬キンボ。自分もまだパピーの頃から仲良しだった巨大なイングリッシュ・マスティフ。膝枕で寝てしまった際は足が痺れて大変でした。半年後にあってもすぐに思い出してくれる頭が良くて優しいワンちゃんでしたね。



 ジェフはキンボの最後を見とることができなかったため、彼の位牌をどうにかしたいとアレックスと考え、先日削った8’0”のツインフィン・エッグのピンラインにキンボの遺灰を入れて作ったそうです。そして、そのモデル名をキンボ・エッグと命名。
 今では多くの若手シェイパーが取り入れているチャイムデッキ。過去にはクリスに黒いボードはやめろと言われたのを無視して自分のボードは黒ばかりだったジェフ。マットブラックのボードも今では当たり前ですね。そして、新モデルを無限大に作り出す創造力、また過去のさまざまのものをミックスするアレンジ力、結局全体を通して天才的アイデアを持つそのセンスが、際立っているのだと思います。
 マッカラムのサーフボード。ある日本のスタイルマスターは、「マッカラムを車に例えるなら、ランボルギーニ」と言ってくれました。芸術家に例えるなら「ガウディー」が似合う気がしますね。自分はジェフを”マエストロ”と呼びたいと思います。
 


"RIP KIMBO"