６月２７日。始発のあずさに乗って小淵沢へ。そして今回は新しく山岳ガイドステージIIをお持ちのAガイドにお願いをさせていただき、小川山のマルチピッチ・クライミングに行って参りました。昨年槍ヶ岳の山小屋で偶然お会いし、偶然撮った小槍クライミング中の写真をお送りしたことがきっかけとなりました。
１時間もかからず到着した廻り目平の駐車場にて早速クライミング装備の準備をし、出発。短めのアプローチで屋根岩のレモンルートに到着。
二つ目のセレクションルート完登後、撮影したレモンルート全景。画像真ん中付近のトラバースは、小さな支点の下はまっすぐに切れ落ちていて、高度感満点です。
そんな時に一歩踏み出す感覚は、サイズのあるロータイドのリーフポイントでテイクオフする時の気分にちょっと似ている感じでしょうか。
出だしのクラックについては、小川山初チャレンジで、クラックの上り方をまだ体験していないことから、上りやすい取り付きからスタート。初のガイドと初の岩山なので、緊張感一杯のスタートなので、一手目で少しもたついてしまいましたが、その後はホールドもしっかりとしているため、グイグイ上ります。
しっかりとホールドを持ち、できるだけ効率良いムーブで大胆に登る気分は、しっかりボトムを使ったターンをしている気分。
サイドのホールドを掴み重心を利用して、大胆に足をあげこむ感覚は、ちょっとトップターンやリップ・アクションにリンクする感じ。
何ピッチか進んでいるうちに高さもなんだか快感に変わってきちゃいます。
花崗岩にまだなれていないので、途中スラブ系の箇所がなんとなく初の感覚でしたが、
足裏の摩擦抵抗を効かせてしっかりと立ち上がり横にトラバースする感覚は、早い波のフェイスを駆け抜ける際にしっかりとレールがフィットしている感覚にリンク。
安全を確保してもらった支点はしっかり回収しつつ、最後のピッチを堪能。
良いホールドが多く、難易度も自分にちょうど良い程度なのか、かなり早いペースでもう少しで完登です。
１０：５５にスタートし、１１：５４に完登なので、１時間かからずに登ることができました。これもAガイドの丁寧なアドバイスがあってのことです。ありがとうございます。
セレクションに続く
