先週の5月22日(木曜)&23日(金曜)の定休日は、南アルプスの名峰の一つ甲斐駒ヶ岳へ行って参りました。北杜市の尾白川渓谷から登る黒戸尾根は日本三大急登の一つで、急登はもちろん、長いトラバース、たくさんのハシゴや鎖、そして修験道の石碑や剣などもコースに変化が多く、季節ごとに表情を変えてくれる魅力あふれるルートです。
標高差2200mで距離も長くコースタイムは往復16時間ほどです。自分にとっては甲斐駒ケ岳は今回が8回目になります。今回はニューエボリューション・マウンテン・チームの2名と3人のパーティーでの登山でした。
もう少しで山に夏の気配が訪れ鮮やかな色に表情を変え始めると、とてもたくさんの登山者、そしてトレールランナーの皆さんで賑わうのですが、先週はまだ七合目の七丈小屋から先は残雪がありアイゼン&ピッケルが必要なコンディションのため、登山道で人とすれ違うこともほとんどなく七丈小屋は自分たちだけで貸切でした。
初日の上り出しは風のない中、想定以上の暑さで汗が止まりません。水分補給はしていましたが熱中症も考えてしまうほどの暑さでした。両日共にプチ・トラブルがあり、以前に比べ時間を要しましたが、その分しっかりと登りごたえのある山を満喫して参りました。下りの二合目から下はすでに標高差で8割ほど降りてきたにも関わらずまだまだ長い距離があり、毎回嫌になるほどで膝なども悲鳴をあげ出し苦行のようではありましたが、最後は登山口から更に温泉まで歩き温かな湯に浸かって身体を癒し、そして生ビールで喉を潤しました。
参考まで、二日間の行動時間は、食事や休憩も含めますが合計19時間3分23秒、累積上昇距離2,727m、累積下降距離2,822m、距離は25、63km。登りごたえがあるはずですね。「Y君、S君、お疲れ様でした。充実した山行になりましたね。どうもありがとうございます。」
また時間のある際に画像を紹介しつつ山行日記を書きたいと思いますが、取り急ぎご報告まで。