Treasure Hunting***
Probably '66-'68
2020年のまだ春の暖かな日差しが待ちどうしい寒い日曜日。海友の一人がと合うお店で、気になるボードが3本ほどあると画像を見せてくれた。うち日本は90年台のボードでだいぶ痛みもあるようだったので、あえて手にする必要は感じなかったのだが、残りの一本はフィンボックスとフィンの状態からおおよその年数が想像できた上に、艶を失ったオリジナルコンディションの雰囲気から是非買いたいとお願いし、お店に持ってきてもらった。
デッキのパネルの中にはよく見るとハンセンのマークとモデル名がなんとなく見える程度だが、どうやらステップデッキのハンセン、ザ・ハスラーで間違いなさそう。
後日、海の家の方で、自分がサーフィンを始めたことからの海友でサーフボードビルダーのJちゃんに無理を言ってレストアを依頼。数週間後には驚くほどミカピカになって蘇ってくれました。
from My Collection***
Circa 1966
Hansen
The Hustler
9'3" * 21&1/2" * 3&1/8"
Gloss & polish, center glue line, red wood side stringer,
violet resin panel between the stringers both side,
glass leash loop, original fin box.
サーフボードの主流がショートボードになり、シングルフィンからツイン、そしてスラスター全盛期になると、60年代のロングボードは重くて動きの悪いまるで遺物のように扱われ、ガレージや納屋の奥で埃まみれになってくたびれ果てた状態になっていました。
おそらくこのボードも同じように長い間埃まみれになっていたのでしょうが、こうして海友にピカピカにしてもらったことで、また海で何とシンクロして飛沫をあげてくれるのでしょう。
Restored Old Longboard***
Circa '66 Hansen 9'3" The Hustler
センターにはグルーライン、そしてサイドに細いレッドウッドの2ストリンガー。ストリンガーの間にはデッキ、ボトムの両面ともにバイオレットのレジンパネルがコッテリ持ってあったのですが、レストアの際にハンセンおよびハスラーのマークの箇所はクリヤーにしてくれたことで、よりカッコ良くなった印象ですね。マーク位置もちょっと前すぎるようであって実はステップデッキのなん中付近に入れてあるところが憎いですね。ダメージ箇所のリペアーもよく見えて、すっかり飴色に色や消したクリヤーの部分やハイ・デンシティー・フォームのテールブロックが味わい豊かな表情を演出してくれていますね。