7/21/2016

Keep on Surfin'! *Dispacement Hull***

 ディスプレイスメント・ハル。今から10年近く前、ベンチュラで初めてリドルを手に入れ、夕方オンショアの吹くC-ストリート初めて乗ったときの記憶が懐かしい。一本目の波をキャッチしいつもの様にボトムターンをしようとすると、ボードは曲がらずそのまま海面から飛び出しワイプアウト。ロングでテイクオフに苦戦していた若いビギナーが「仲間だね。」と無言で語りかけてくる。「いやいや君とは違うから。」とその眼を拒絶し再度テイクオフ。今度は無理にボードを曲げず手探りでトリムしながら緩やかにクルージング。その時感じたのはボトムの丸みを感じながらなんとも言えない気持ち良いライディングフィールでした。その後何度かテイクオフを繰り返すうちになんとなくハルの乗り方をイメージできる様になり、翌日からはさらにステップアップして行ったのが懐かしいいです。

 2008年にはグレッグ・リドル氏と日本でのディストリビューションについてやり取りしていました。その際は一人で製作しているボードなので、日本のマーケット分まで対応ができないと丁寧なお言葉でお返事をいただきましいた。数年前に友人がカリフォルニアのプットナム氏を通してディストリビューションを始めることになった際は、こういった経緯があったことと、自分自身クラウス・ジョーンズにさらなる魅力を感じたことなどから弊店での取り扱いは丁重にお断りいたしました。今では春を多く取り扱うショップさんや当時のスタッフさんなども当時は弊店で春を購入したり、ボードをチェックしに来たりしていました。ハルに乗り込んで販売していたのは2008年から、リドル数本、その他ファインライン、アンドレイニ、クラウス・ジョーンズやマンダラにもいくつも乗ってきました。最近はハルから離れてしまっているので初心者に戻ってしまっていると思いますが、ニューエボリューションでハルを販売を始めていた2008年からずっとどうやって乗るべきかも含め説明しながら大切に販売を続けております。



グレッグ・リドル氏とのやり取りの中、自分が当時ベンチュラで入手したリドルのビンテージ・ロングボードについて質問したことがありました。気がつけばリドルのHPのPhotoのページで紹介くれておりました。ご興味ある方はチェックしてみてください。現在353ページある中の74ページがそうです。
http://www.liddlesurfboards.com/newphotoindex.html



リドルは現在カウアイのリドルシェイプのほか、長いレングスはカリフォルニアでプレ・シェイプ後スコット・アンダーソンが仕上げをし、リドルデザインとして販売しているようです。画像上はリドル・シェイプのハルのマーク。そして下がリドル・デザインのマークです。ただし、プレシェイプにはその良さがあり、またアンダーソンも名シェイパーなので、いずれもハルのオリジナルとして変わらぬ魅力があるのは間違いありません。春はやはりリドルという方は取り扱っていらっしゃる販売店様にて是非御求めください。弊店では自分自身が究極のハルと思ったクラウス・ジョーンズ、そしてビーチブレイクなども視野に育ったユーザー・フレンドリーなアンドレイニをお勧めしております。Keep on Surfin'!