6/08/2010

June/5th & 6th/2010 *Surfing*







 波乗り日記もすっかりご無沙汰になっている。。。
フィッシュフライ前の週末も数回「McCallum 5'5" 1st Gen. Simmons」、「Mandala6'8" Tri-plane hull」、「McCallum 10'00" 2nd Gen. Simmons」などで波乗りを楽しませていただいた。特にマニのハルではハル本来の乗り味をたっぷりと体感できたのが印象深かった。間違いなくかなりお気に入りのシェイプである。。。

  フィッシュフライ後には、上記マニのレア・シェイプなハル、アンドレイニのバッケロゥなどをニューエボリューションの大切なヘビー・ユーザーの方々に譲らせていただいた。個人的にお気に入りなので取っておきたい気持ちと、この楽しさをほかの方にも体感していただきたい気持ちとの葛藤のようなものもあったが、また新しい刺激を受けて皆さんにご紹介できればと、勇気を出して手放した次第である。。。
 


 そしてこの週末、以前から乗り込んでみたかったクラウス・ジョーンズの中からいよいよ「Klaus Jones 6'4" Siglo」にチャレンジすることにした。
ロッカーとS-デッキをミニマムまで押さえ、ノーズからテールエンドまでかなり薄くナイフィーなレールとまるでドームのようなまん丸のコンベックス・ボトムからかなりじゃじゃ馬であるとイメージしていた。実際、まだリドルしか乗ったことがなかった頃に、友人のボードを借りで数回テイクオフしたことがある程度だったので、その印象も否めないところだろう。。。

 クリヤーのボードだが、なんとなくアクセントが欲しくなり、ボトムに格子とバンドをペイントしてみたボードで、いよいよこの週末初サーフ!
サンド・ボトム、弱いサイドオン・ショア、ヒザモモのいわゆるビーチブレーク。最初の1,2本はエクストリームともいえるコンベックスに振り回され、思うラインは描けない。。。笑 ただし、クラウス本人から友人が聞いて来てくれた乗り方を意識し、ガンボアやタイラー・ウォーレンのハルライドをイメージして乗ってみると、これがビックリ思うようにコントロールできてきてしまう。その後も人の少ないポイントだったため、かなりの本数をメイクできた。
 メインとなる切れてはいるがかなり早いブレイクでは、やや斜めに角度を取ってテイクオフ後、ハイラインをキープしながらハル・スタイルで上下に動いてあげると、物凄いスピードでスープも乗り越えてはるか彼方までカッ飛んでくれる。クローズセクションでも角度こそ深くは取れないものの上体先行でやわらかく動いてあげれば、簡単にリップアクションもこなしてくれる様だ。また、時折来る綺麗なブレイクではピークからテイクオフし、ボトムをしっかり使いボトムターン。ボトム形状らしい動きで一気にレールが深く入るので、無意識にフェイスに手を添えるようにバランスをとるが、これがまた快感である。バックサイドはさすがにフロントのようには行かないものの、想像よりはイージーで結局最後まで今日もとりあえずノーワイプアウトであった。
2日間合計80本、いやたぶん軽くそれ以上の本数をメイクし楽しませていただいた。
シグロの感想はというと、ボード(ハル)のフルスロットル状態をキープするライディングができれば、体感したことがないスピードでフェイスを駆け抜ける!!!!!!!船(ボート)!!!!!!!といった感じだろう。
以前ジービーでも感じたフィーリングなのかもしれないが、今回はっきりしたのはサーフボードと言うよりもどうしても乗った感覚がボートのように感じてしまうことだろう。勝手なイメージではあるが、これこそジョージ・グリノーが乗っていたベロことスプーンの感覚に近いのかもしれない。。。
結果として「ビギナー・サーファーにはまず無理。」、「ハル初心者にも(弊店では)ちょっとお勧めできない。」、ただし、ハルの乗り方をしっかりと理解しているハルライダーには、ビーチから楽しめるビークルとして「チャレンジする価値のある素晴らしいハルのひとつ。」と言えるだろう。
(注:もちろん私自身の勝手なイメージであり、コンディション、乗り味や感覚には個人差があるので、上記はあくまでも参考意見としてご覧ください。)
 
 参考まで、この2日間のそのほかのクイーバーは「Skip Frye 7'4" Magic」と友人の「McCallum 5'4" Stand-up Paipo」 & 「Ola De Olo 5'10" Sim-Star」。
フライ・マジックに乗り換えたときはハルとのギャップを感じずにはいられなかったが、やはりどんなコンディションでも楽しめるマジックなボードである。
スタンドアップ・パイポもこのサイズになると全く自分の4'6"とは別物?!思いのほか手こずってしまったが、乗り味はやはりユニークで面白い。
シムスターも自分には浮力がありすぎて少々違和感があったものの、適正サイズであればかなり面白いボードだと思う。ただし、エポキシの浮力は好みの分かれるところだろう。。。
 いよいよ12日(土)からカリフォルニアである。
現地からもできる限りブログをアップするつもりなので、お楽しみに。
いつもこのブログをチェックしてくださっている皆さんに「感謝」です。