サーフィンとは違い興味のない方も多いかと思いますが、自然相手のスポーツ。気象により同じ場所でもより厳しくなったり、技量に合わないコンディションでは命に関わるものであったりと共通する部分も多かったりします。山、特に岩稜帯という自然の作り出す造形の美しさと、その険しい山を何時間もかけ自分の力で乗り越えて進んだ達成感には語り尽くせない魅力があります。せっかくですので画像だけでもぜひご覧になってみてください。
憧れだったジャンダルム
来年は奥穂側から直登してみます
2日目のルート
その2は天狗岩から
天狗の頭から振り返る
ジャンダルム方面から天狗のコルへの大下りの一部
拡大してみました
天狗のコルからジャンへ向かう登山者
これから向かう間ノ岳への稜線
逆層のスラブの下り
(岩の重なりが通常と逆のため足の置き場が極端に少ない)
ドライなので問題ありませんが、ウェットだと難しそう
険しい岩稜
岩の形がいちいちカッコイイですね
振り返れば逆層のスラブ全景
そして間ノ岳までもうすぐ
ずっとこんななので
高度感はとっくに麻痺してますが
緊張感は常にキープ
間ノ岳もこちらから見るとカッコイイです
赤岩岳から間ノ岳を振り返ります
足場の悪いルンゼの下に登山者が見えますね
ちょうど同じあたりで撮影したものです
上からの落石があると。。。
下はどこまで落ちるのか。。。
このコースの核心は常に落石を起こさない歩き方につきます
西穂高岳手前最後のピーク
P1
P1への登り
下ってくる登山者
そして同行するY氏
ついに目の前に西穂山頂です
そして到着した西穂山頂から奥穂を振り返ります
天候が安定しているのでコースをそして景色を楽しみながら、Y氏が三脚を立て何箇所かで撮影をしたり、軽く食事をしたりと休憩をたっぷりとりながら、ここまで6時間半。後は新穂高ロープウェイの駅まで一般登山道を下るだけです(まだ数時間必要)。山頂ではみなさんが憧れの目で話しかけてくださるので、疲れも癒されます。
ここからの道がとても優しく見えますね。
今回は先輩Y氏とご一緒し、安定した晴天という事もあり、休憩も合計90分ほどとっているので、ほぼ10時間の行動時間。やはりこのコースを歩くにはしっかりとした経験と準備が必要ですが、困難な分だけ魅力いっぱいの最高のコースです。自分の場合、今回の奥穂から西穂のコースの方が、下りが多く膝の負担も大きかったので前回よりも大変でした。ただし、新たに取り入れて来たトレーニングが良かったのか、今までよりも筋肉の疲労が少なく、流石に翌日は体を休めましたが、翌々日にはトレーニングも再開。こうなると波が良い時のサーフィンでも長時間安定したパドリングやライディングができるのではないかと感じております。パタゴニアでは50年前の記録フィルム「マウンテン・オブ・ストームズ」のツアーが開催される様子。サーフィンあり、クライミングありと最高の作品ですね。サーフィンはリーフブレイク。そして登山は岩稜帯。まさにRock'n Roll! 。
ロープウェイで麓に下りた後は、Y氏に車で奥飛騨の名湯、平湯温泉まで連れて行っていただき一緒に温泉に入りお別れをしました。今回も素敵な一期一会あり、充実感と反省点もありと実りの多い縦走になりました。