7/17/2019

Pinder's News Letter from Honolulu, Hawaii***

Aloha! 久しぶりにトッドの車についてお話ししようかと思います。以前紹介したニュースレターはこちらから。

相変わらずこのワゴンとセダンの2台。


両方とも本当に手のかかる車ですが、トッドはいきいきと(時にストレスもためながら)世話をしています。

さて今日はセダンの話。
貼っているステッカーはもちろんピンダーと、ハワイの老舗サーフショップInterisland Surf Shop、そしてご存知の方はどのくらいいるでしょうか、Joe Quigg Surfboardsのものです。


この車は83年のモデル240D、ディーゼルで走ります。ワゴンの前のオーナーがサーファーなら、このセダンの前のオーナーもサーファーです。ちなみにその前もサーファーで、いつもトッドがサーフボード制作に必要なブランクや材料を買っているFiberglass Hawaiiでかつて働いていた人でした。なんて狭い世界なのでしょうか。

そんなセダンを買ってもうすぐ1年半。細かい作業から大がかりなものまで色々やっています。


街中で急に車が止まってしまい、燃料フィルターを交換しているところ。

ライトやバンパーなどを車体から外してきれいにするところから始まり、車内もシートやカーペットを外して掃除。カーペットの一部に至っては、スクラップとして売っていたものを買って、自分で型をとって切り出していました。そしていかんせん83年製なこともあって、錆びているところがたくさんあります。トランク内にあった穴を、ファイバーグラスとレジンでふさいだり。サーフボードを作る材料、こんな使い途もあるんですね。


リアガラスとトランクの間、錆をきれいにしてペイントし直してあります。

外装や内装に続いては、メカニカルな部分。オイル交換、冷却水交換、グロープラグ交換。ガスタンクとエンジンをきれいにして、タイヤも新しいものに履き替え。一番難しかったのは、モーターマウントの交換だったようです。

これだけやってもまだまだプロジェクトは終わりません。訳あって前に乗っていた300Dをパーツ車として買い戻したのですが、そこからリアガラス、トランク、ボンネットを外して保管してあります。トランクとボンネットはペイントして交換する予定です、いつの日か。本業はどうなんだ、と聞きたくなる程の入れ込みようです。

ところで、トッドは2006年と2007年、オアフ島のサウスショア(ワイキキからアラモアナにかけて)のライフガードに、レスキュー用ボードを作っていました。多くても20本しか作ってないうちの1本がなんと、トッドの元に帰ってきました。


12フィートのボードです。























ライフガードロゴに、昔のピンダーロゴ。

究極のウォーターマンであるライフガードが、時に命がけでレスキューにあたる時に使うボード。そんなボードを作れたのはとても光栄でした。