木曜日午後はタイドを見てゆっくりと海へ。サイズがあまり期待できないと思い、アンドレイニの9’11”バッケロウだけ積み込んで行ったのですが、ついてビックリ、風こそサイド気味ではあるもののなんだか短いボードでもいけそうな気配。。。
後から海友もパドルアウトしてきて二人でニンマリしながらサーフィン。ハルとグライダーの融合という印象のこの9’11”。テイクオフはまるで戦艦の出航という感じで水をかき分けながら走り出し、まっすぐボトムへ降りてから、またはフェイドしながらのボトムターンは春ボトムがとてもスムースにレールを入れさせてくれる上に、バックサイドではハルとは思えないドロップニーターンなども可能で、面白い。フェイスを走る際はまさにハルなのですが、グライド感も十分感じつつ惚れたセクションをかっ飛んでくれます。カットバックやリップアクションもクルンクルンと回ってくれるので、とても10フィート弱あるボードとは思えない。とにかく唯一無二のユニークな乗り味がたまりません。
結局、日が落ちるまでしっかりと楽しんで海を後にしました。
木曜の夜、一杯やりつつ食事をしていて寝落ちしてしまったのですが、我妻からの電話で目覚めると、愛犬デイジーが息を引き取ったそう。。。15歳と11ヶ月、小さなチワワで今朝、獣医さんで点滴を受けた際の体重はたった1.1kg。実は昨年9月に肺炎になってかなり危なかったのですが、それから今日までよく頑張ってくれました。電話を切った後、流れる涙を拭うこともせず、パソコンで昔の写真を眺めつつ、そのときの事をを思い返していました。
「デイジー、ありがとう。」
きっと天国で、先に向こうに行っているミッキー&アリスと楽しく遊んでいるのでしょう。
金曜日のうちに帰宅するため、午前中のうちにサクッとサーフィン。昨晩、昔の画像を色々と見ていたこともあり、なんだか古いボードに乗りたい気分に。ウェーバー’67製の9’6”パフォーマーを積み込み海へ。自分より少しだけ後輩ですが、56年前のサーフボードです。当時はどんな人が乗っていたのか、そして自分は一体何番目のオーナーなのか、色々と想像しながら波待ちするのも面白いものですね。セット感は長めでしたが、セットは腰程度のクリーンな波。重くてフィンが曲者のボードのおかげで、最初は手こずりつつも、重心をより下げて丁寧に、そして反応が鈍い分だけ行動はより先行してクイックにすることで、波とうまくシンクロして楽しむことができました。すでにホローなセクションを駆け抜けた後のカットバックは、難しくてまだできず仕舞いでしたが。。。もっと古いボードも積極的に乗っていかないといけませんね。
海に自然に感謝し、一礼して海を後にしました。