New Evolution / Zamora
2009年6月には日本で行われたフィッシュフライに参加するべく来日し、自分のウィークエンドハウスでもハンギングアウト。そして同年12月にはカリフォルニアのイアンの自宅やファクトリーにも訪問したり。当時はリレーションシップもしっかりと取り合っておりました。
3年を超えるコロナ禍の状況の中では、長きにわたりルーティーンになっていた年最低2回のカリフォルニア・トリップも出来る訳もなく、新たな取り組みなどは全く考える余裕も、相手もいない環境が続いておりました。
弊店のスタイルとしては、ただサーフボードを輸入して売るのではなく、シェイパーやその家族の人柄も含めて知った上で、信頼のおけるブランドのみを長く大切に皆様に紹介していきたいというものです。そんなこともありインスタグラムやメールでのサーフボードブランドやシェイパーの皆様からのリクエストには応えることも出来ず、2022年も終えるところでした。
そんな中、何度かアプローチのあったイアン・ザモラ。自分としても彼ならシェイプもラミネートも見学し、日本でそしてカリフォルニアで一緒に過ごしたこともあるため、技術も確実であり、安心してボード作りを依頼できると考えてはおりました。ただ、弊店としては、過去と同じような販売スタイルではなく何か良い方法を模索している中で、ふとしたきっかけからこのコラボレーションの取り組みを思いつき、イアンの賛同も得てこのプロジェクトがスタートするに至りました。
そして、まず依頼したかったのがこのエッジボードです。アンドレイニの発案でグリノーの考え出したエッジボードを復刻するプロジェクトがハル系のシェイパーの間でスタートし、弊店でも早い時期からアンドレイニのエッジボードを皆様にご紹介してきました。
そしてスコット・アンダーソンのエッジボードも加わり、様々な長さ、そして様々なモデルに乗ってきました。今でもアンドレイニは5’10”ミニ・シモンズと8’8”セリーナのエッジボードはパーソナルで所有しております。
ただし、最近ではアンドレイニ&アンダーソン共にエッジボードのストックが入荷困難な中、どうにかカリフォルニアの良いシェイパーにエッジボードを作ってもらえないかと考えておりました。
イアン・ザモラといえばマリブという土地柄、ハルのシェイプも得意なので、エッジボードはシェイプできるか尋ねたところ、過去にシェイプしたボードの画像が送られてきました。これならばと思い即決で、第一弾として7本のエッジボードのシェイプを依頼致しました。
イアンのエッジボード。彼自身も様々なエッジボードをテストを繰り返す中、多くのエッジボードは、パワフルな波でのパフォーマンスを意識したデザインで、デイリーに様々なコンディションでライディングするのにベストなシェイプを模索するイアンにとっては、スコット・アンダーソンのボードが好感触だったそう。そしてイアンのエッジボードは、エッジボードの効力をしっかりと生み出しつつ、良い波はもちろん、小さな波、ソフトな波でもよりスムースな操作性を生み出すトータルバランスの良さを意識したデザインになっております。
今回入荷したのは、6’10”から7’10”まで2インチ刻みで、計7本。実は高感度のお客様が7’8”をすでにゲット。そして7’4”は、自分がテストボードとして乗っております。
7’2”
Steel Blue/Clear
282,000+消費税
7’6”
Light Grey/Clear
287,000円+消費税
7’10”
Mint Blue/Clear
287,000円+消費税
フィンにつきましては、別売りにさせていただきます。おすすめのフィンは、自分もイアンも綺麗な流線型のデザインが好みなので、エッジボード用に作られたハイスピードフィンをお勧めいたします。おすすめサイズのハイスピードフィンは13,500円+消費税にて別途販売させていただきます。
尚、このプロジェクトですが、基本的に毎回入荷するモデルはワンデザイン。そして、一回限りで毎回新しいモデルになっていく予定です。カスタムオーダーにつきましては、別途ご相談ください。