ファインは、1年半ほど前よりその姿をガラリと変え、おしゃれな海オトコのためのファッション&ライフスタイル情報誌となっている。ターゲット層は30代と若い世代。ただ今発売中の11月号より「ビンテージ・ボード・ワールド」に記事を書かせていただくことになった。自分のビンテージ・サーフボード・コレクションより毎号一本ピックアップし、そのボードにまつわるストーリーを読んでいただくというものである。
自分はサーフィンを始めたのが30歳を少し前にしてと、多くの皆様より思いっきり遅い。それまではスキー一辺倒で、カナダ・ウィスラーに1年半住んでいたり、日本帰国後はSAJで準指導員として指導をしていたり。ただし後発だからこそ見えるものも多く、サーフィンではとても短い周期で大きく変化していったサーフボードの歴史に夢中に。トランジション期のボードをきっかけに当時のボードを集めだし、その多くに実際に乗りながら時代の変化を体感し楽しんでいたのが懐かしい。サーフィンがいつの間にか自分の生きる糧になったのも、興味の持ち方が尋常ではなかったからかもしれない。先日個人で購入したマッカラムは通算338本目、現在所有本数はおおよそ130本〜140本ほど。
ファインでは、サーフィンに詳しい人ばかりがこのページを見てくれるわけではないので、そんなみなさんにも面白いと思ってもらえるような、そんなストーリーが書けたらと考えています。みなさんも雑誌をご購入の上、是非チェックしてみてください。ファインの記事の中で、そしてショップでのボード選びのヒントとして、我妻にはガラクタと言われる自分のコレクションが、そして拙いながらも自分の知識が、みなさんに少しでも役に立ってくれればとても嬉しく思います。