11/27/2017

Takumi* Bob Mitsven***

 会社員として努めながら週末のガレージシェイパーとしてボード作りを始めたボブ・ミツベン。その後彼の作るボードの性能の高さが口コミで広がるとそのオーダーはガレージでのボード製作では間に合わない状態に。そしてミツベン・サーフボーズを立ち上げると相棒のリック・クローと二人でボードを作り上げてきました。現在はラミネートをマッカラムやマイケルミラーなどに委ね、匠ボブはシェイプに、リックはウッドのフィン作りに専念しております。日に至るまでそのクオリティーの高さが、地元サンディエゴを始め様々な国で支持され続けている正真正銘のクラフトマンなのです。一度ミツベンのボードをじっくりと見ていただければ、その隙のない綺麗なラインで作り上げられたものであることがお分りいただけるでしょう。そしてその美しさはそのまま性能につながっているのです。


今回のスーパーライトはこんなカラーです。
美しい。



ただいまラミネート中のボードは、画像のスーパライト、ヌヒワ・スタイルのノーズライダー、Dフィンがグラスオンされるピッグ、グライダーとサンディエゴ・エッグになります。またカスタムオーダーのIM様分クワッドフィッシュ、SN様分シングルフィン、MO様分ラウンドシモンズ、HN様分DHキールももちろん進行中です。(ダイヤモンドグラッシングほか大手工場のクローズで各工場ラミネートが一時タイトになってしまっております)


 こちらはハンセンのオリジナルスーパーライトです。67−68年頃の転換期に入った頃のデザインですね。もはやノーズライダーというよりもラウンドからナチュラル・ヴィーでレールも強烈なナイフレールのスピードとターンを楽しめるデザイン。ただしノーズライディングももちろんできるボードです。サンディエゴのすごいところは、こうした歴史的デザインをリクエストすればオリジナルを観ながらシェイプ出来てしまうところにもあるのでしょう。このボードの個性を生かしながらも、絶妙なチューンで扱いやすいボードにアップデートできるのは名匠ボブの凄さなんです。



こちらは以前作ってもらったスーパライト
その隙のないシェイプを自らチェックするボブ。



こちらも販売済みのヌヒワ・スタイルのノーズライダー。
細部を再確認するボブ。






ロング・シモンズを削るのに
ボブはスーパーヘビー・ウェイトのオリジナルまで借りてきてしまいます。
実はこのボードの写真もしっかりと抑えてきているので、
機会があればご紹介致しますね。