カリフォルニアのシェイパー、イアン・ザモラと弊店のコラボレーション第二弾。
イアンと簡単なディスカッションの結果、決まったモデルのアウトラインは「ミッドレングスのフィッシュ」。基本的なアウトラインのデザインは、長いグライダー系のフィッシュと短いトラディショナルなフィッシュの間をつなぐデザインになります。このデザインは、適時にベストなトリムをするべくフラット気味の緩やかなロッカーを持たせつつ、テールに向けて思い切ったターンを可能にする十分なカーブを持つのと特徴になります。
そして、ボトム・コントゥアーについては、全面的にイアンの意見を取り入れ、日本の波質を考え、ソフトなビーチブレイクでもスピードとマニューバー性を持たせることが出来る「トライ・プレーン」ボトムを採用。メインのボトムデザインは緩やかなヴィーから始まり、センターのすぐ後ろからダブル・コンケーブにつながることで、ボードに従分なリフトが生まれつつ、ターン時には水流をテールの外へ噴出してくれます。
さらにノーズからレールに入るべベル(傾斜面)がレールを本来の位置より上に上げてくれ、ややテーパーになることで、レールが無駄に波に食いつき過ぎる事なく、踵から爪先へと荷重が移動する際も非常に繊細な反応をしてくれます。このバベルはテールに向けて自然に消滅するレールがよりスムースなボードの回旋性をより向上させてくれています。
そしてフィンは、ツインザーはもちろんツインでも楽しめるセッティングにしてあるので、このボードが、欠かせないクイーバーの一本になるだろうと、イアン・ザモラが語っております。