2/07/2011

from Jeff *a board for Joel Tudor***

 昨日の朝ジェフから来たクイック・メッセージ。
添付されていた完成したてのボードがこちらである。



Kook Box & McCallum Double name
Special Gun shape for Joel Tudor
 1月も終わろうとするある日、ファクトリーを訪れたジョエルはジェフにNorth Shore用のサーフボードを3本ほどオーダして行ったそうだ。
 かなりタイトなスケジュールの中、指定された期限である先週末に約束通り完成したサーフボード。無駄な部分を削ぎ落としたその美しいアウトラインは大きなホロー・ウェイブ用のいわゆるガン・シェイプ。ジョエルのアイデアをジェフのオリジナルにアレンジすることで形になったこのボード、デッキはシモンズの流れをくむスクープ・ノーズからチャイムド・デッキへと変化している。アウトラインで特徴的なのはノーズとテールの両エンドが小さなスクエアー形状となっていることと、さらにガンシェイプではなかなか目にしない高さのあるツイン・カッタウェイ・フィンがグラスオンされて点だろう。
 目にした瞬間に衝撃を受けたのは自分だけではないはずだ。
 
 先日からピンテールのツイン・フィンに夢中になっているという内容のメールをもらっており、来週末からのフィージー・トリップにも特別に「Poindexter Twin Fin」をシェイプしたそうである。クアッドがあれだけ機能しているだからフィン形状次第でツインも間違いなくフィットするのは分かっているつもりであっても、どうしてもイメージしきれないところがあった。しかしこの画像を目にした瞬間思わず一人「オォッ!」と声を上げながら、しばらく画像に見入ってしまった。。。
 
 自分達の通常のサーフィンとは別次元であり、万が一のことがあれば命の危険さえ覚悟しなければいけないハードなブレイクでのバレルメイクのために、ジョエルが選んだシェイパー、「Jeff・McCallm」。ジェフ自身Big RockやBlacksでのバレル・メイクが一番のお気に入りなので、ガン・シェイプにも思い入れがあるはずである。また沢山のビッグ・ウェイバーがその性能を実証しているクリス・クリステンソンのファクトリーが彼のシェイパーとしてのスタートだったことも少なからず影響しているはずであろう。
 ジョエルがリラックスしたスタイルでチューブ・ライディングするシーンを見るのが、今から待ちきれない気分である。。。