10/23/2017

Surfing Week Day 4 * Dh Keel Fish***

 昨日金曜日の夕方まで、既に三日連続5ラウンドサーフィンをさせていただいているため満足感はあるものの、土曜の波が良くなるのは間違いないので、結局土曜の朝もサーフィンをしてから東京に戻ることに。サイズアップを期待して今日は Mitsven 5'11" DH Keel を一本だけ積み込み海へ向かいます。



 予想通りの波ですが、さすが週末だけありピークには既にたくさんの人。ポイントパニックまでではないものの昨日までに楽しませていただいているので、今日は隣のピークへ。当初狙ったピークはセットを全てロングボードの方が乗ってしまうため、若干苦戦。しばらくして潮が動いたこともありいつものピークが良くなってきたのでそちらへ移動。こちらは混雑していてもみんな知った顔ばかり。サイズこそさほどではないものの波質が良いため気持ち良いターンを繰り返したり、ボッコリと惚れ上がるピークからパンパンに張ったラインを駆け抜けてからのマニューバーなど色々と楽しませてもらいました。時折入る大きめのセットも数本ゲットでき、ミツベンの素直なスピードとDHキールの驚くほどのターン性能にストーク。以前少し乗らせていただいたミツベンの通常のツインキールとの違いにとにかくビックリしました。


 DHことデレク・ハインド・テールは通常のオリジナル・ツインキールに比べテールより1/4によりカーブを持たせテールエンドも1インチ程度ナローに。またフィンのセッティング自体がオリジナルと違うため、マニューバー性が格段に上がっております。いままで何百本ものサーフボードを所有し色々と探りながら、ジェフやボブ、更にジョシュとも色々とボード談義をさせていただいてきたので、見れば乗り味の想像がつくものが多く、このボードもしっかり違いを理解していたものの、実は乗るのは今回が初めて。そしてその違いを体感しサプライズです。


 自分の所有するスキップ・フライの6’0” ツインキールには平行にすごくワイドなベースのキールが付いております。そして、このボードでもかなり良い思いをした記憶があります。特に印象的だったのはボトムターンの気持ち良いドライブとレールが波にフィットした時のスピード。そしてトップターンでは思いっきり体幹に力を入れて返す必要があったことです。そしてミツベンのツインキールでは、フィンは確かG3(このDHについているフィン)ではなくテールのストレートなものだったと思いますが、DHに比べテールからやや距離があり、角度もパラレルとDHの間という感じなので、ボトムターンのドライブやスピードの印象が強いもののトップターンはワイドベースのフライに比べそれほど気にせず返せる感じで、このボードに乗った際はさすが匠ボブだけあり、かなり扱いやすく素直なツインキールになっているととても好印象でした。(2本乗ったミツベンのツインキールでも先に乗ったアガベはややフライ・ライクなシェイプだった気がしております。)そして今回のDHキールでは、本当にターン性能の違いを実感。程よいセットの波でのクローズセクションで自分にしては割と角度のあるリップ・アクションをしたのですが、まるでボードが意志を持って勝手に返ってくれるように何度もメイクできてしまいました。なんだかちょっといつもよりうまくなった気分。もちろんオリジナル・ベースのツインキールもフィッシュらしさが詰まっており魅力満載ですので、好みに合わせて選べますね。そろそろ時間一杯。鎌倉で1日、そして南房総で3日間、たっぷり楽しませていただいた良い波に感謝。